漁魔が行く-11(ロケット編)

イカのうんちく

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2000年3月18日

それではまず、イカの構造を見てもらおう。イカの体は人間とだいぶ違うのだ。右の方から時計と逆回りに説明していくよ。

スミイカ解剖図(FLASH)

スミを持たない頭足類

オウムガイだけがスミを持たない。

イカの天敵

これは文句なしに日本人である。全世界で捕れるイカの45%ぐらいを日本人が食べているのだ。日本の他にイカを捕る国は・・・韓国、台湾、スペイン、ロシア、ポーランド、東南アジアの国々(日本への輸出用)など。

実は中国人や欧米人があまりイカを食べないので助かっているのだ。だから外人にイカの味を覚えさせてはいけない。そんなことをすれば日本人の食卓からイカが消え去ってしまう。是非覚えておこう。

紋甲イカってどこで捕れるの?

これは昔と今でだいぶ違う。昔は九州あたりでカミナリイカというイカがたくさん捕れたので自給できていた。しかし、捕りすぎてカミナリイカでは足りなくなった。

昭和40年代にはアフリカ西海岸沿岸のヨーロッパコウイカが盛んに捕られていた。しかし、これも次第に捕れなくなってきた。

次に開拓された漁場はイエメンのエデン沖で、ここで捕れる紋甲イカはトラフコウイカという。しかし、ウジャウジャいたトラフコウイカさえも日本人のためにいなくなってきた。

最近は東南アジアのコウイカが多く入ってくるが、東南アジアの種類はトラフコウイカに比べてだいぶ小さい。

コウイカ (Cuttlefish) とツツイカ (Squid) の違い

  1. コウイカは防御力にすぐれている。一方、ツツイカの軟甲は軽くて、逃げ足が速い。
  2. コウイカは卵をひとつずつ海藻などに産みつけていくが、ツツイカの場合はゼラチン状の卵ケースを産みつける。

さきいかの原料

実はおつまみ用のさきいかは、ほとんどアカイカなのじゃ。アカイカは5キロぐらいになるので、おつまみ会社がアカイカでさきいかを作る技術を開発したというわけ。

イカの群れはどんな形?

アオリイカを観察しているダイバーによれば、小さいうちは表層で群を作っているが、だんだん大きくなると交接の機会以外はバラバラに行動するらしい。小隊は組むが大型は大群を作らない。

また、隊列を組むときは、横一列か雁の群のようなくの字型になるそうである。

参考文献

日本の動物大百科-7(平凡社)

およぐ貝、タコの愛;奥谷喬司(晶文社)