ハルウララ強奪事件
馬とお話しできるオバサン
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2005年5月1日
全国公開に先駆けて【映画ハルウララ】を観られる。アタシャこういうネタ探しの旅が大好きだ。釣りは田舎へ行く目的のひとつに過ぎない。
「いつも TOHO シネマズに行くんやけど、高知以外では予定表にも載っとらんぜよ」
「高知では4月9日からやってます。先行上映ってヤツでしょう」
「しかし、なんで引退レースをやらんの? やればたくさんお客を呼べるのに」
「馬主がハルウララを連れ去ったんです。なんでも馬とお話ができるオバサンらしいです」
「はぁ?」
「そのオバサン、ハルウララとお話ししたんでしょう。『もう走りたくない』と言うたとか、言わんとか・・・」
ハルウララ強奪事件参考ページ
祭りは終わった ハルウララの移送を巡って(専門記者の競馬コラム)
ハルウララ強奪騒動 泥にまみれた美談(前編)
ハルウララ強奪騒動 泥にまみれた美談(後編)
ハルウララを“強奪”する側の論理
懸命走る!ハルウララ(高知新聞)
負け組の星?「日々これ連敗 競走馬ハルウララ」の感想(ASHINOKO ONLINE の Column)
安西美穂子まとめページ
まとめ
- ハルウララの馬主、安西美穂子氏は最初からハルウララの馬主だったわけではない。
- ハルウララの出るレースは、賞金総額たったの16万円だった。
- 1着 105,000円 2着 27,000円 3着 13,000円 4着 9,000円 5着 6,000円。
- 出走料は映画によると月に2回の出走で5万円。(以前は2回で10万円だったので、毎月2回出走させれば飼い葉料は出たようだ)
- ハルウララは5年で106万5千円の賞金しか稼いでいない。(100連敗記録時)
- ハルウララの所属する宗石大厩舎にはハルウララの他にも勝てない馬が何頭かいる。宗石調教師は自らの厩舎を「馬の老人ホーム」と呼んでいた。最高齢馬は11歳(ハルウララ100連敗記録時)
- 出走料、賞金が下がり、宗石調教師の生活は悪化する一方だった。ハルウララが国民的な人気者になってもハルウララグッズのロイヤリティーは一銭も入らない。
- そこへ安西氏が現れ、引退後は乗馬クラブで余生を送らせるなどと言って、無償でハルウララの馬主になった。(2004年3月)
- 安西氏はハルウララの他にも何頭かの余生を面倒見ていたので金銭的に窮していたらしい。
- そこで、ハルウララグッズのロイヤリティーなどに注文を付けはじめた。(強欲ババアに変身!)
- 2004年8月29日の出走予定が、安西氏の意向でキャンセルされた。これはハルウララが勝てそうだったためと言われている。(イベント性の少ないレースで勝たれてハルウララの商品価値が下がることを恐れた?)
- 2004年9月15日。突然馬運車を厩舎に横付けしてハルウララを強奪。
- 放牧して休養させたのち、引退レースに向けてトレーニングするつもりだったが、最後のレースから150日が過ぎ、競走馬としてのテストを受け直さなければならなくなった。
- 結局ハルウララは二度とレースに出られないほど衰えてしまったらしい。
ということで、馬の言葉が話せる強欲ババアのおかげで高知競馬場の予定は完全に狂ってしまった。そして映画を製作した人達の目論見も泡と消えた。もっと安西美穂子のことをよく調べていればこんなことにはならなかっただろうに・・・
走って、負けて、愛されて。ーハルウララ物語(重松清 著)
上のリンクは重松清氏のハルウララ関連本だが、定価1,470円がユーズド価格8円まで値下がりしている。ということは、すでにハルウララの商品価値は絶頂期の1/100以下になっていると見ていいだろう。まあ、美談なんてこんなものだ。ドロドロした人間関係が見え隠れすれば誰でも興味を失ってしまう。
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