四万十市の信号

宿毛新港のトンビ

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2005年5月2日

翌5月2日。高知市で泊まった漁魔はクルマに戻って愕然とした。なんとエアーポンプの電池が切れて、きのう買った生きアジが全滅していたのである。クルマの中は異様なオイニーに包まれていた。

オイニーに包まれたスバル・・・

漁魔は川沿いに車を停めていた。

アジの死骸は鏡川に流した。

アジだらけの銀河・・・

虚しかった。

異様なオイニーはそう簡単におさまらない。

バケツをウーロン茶で洗い

窓を全開にして走った。

エアーポンプの説明書を見ると

アルカリ乾電池が25時間しか保たないと書いてあった。

しかし、漁魔は不屈の精神で立ち上がった。

ぷろじぇくと・エックス!

『そうだ、中村の不思議な信号を撮らなければ』

漁魔は時短モードで中村へワープした。

どないせーっちゅうねん信号

どないせーっちゅうねん信号(四万十市)

これですよこれ! かなり不思議な信号でしょ。五叉路じゃないんだよ。行ける方向は三方向しかないの。まったくもぉー、どないせーっちゅうねん! これで高知の八不思議が九不思議になった。(クリックで拡大可能)

その後、気温は急上昇。おとといMKさんが大物をバラしたポイントUに行こうと思ったが、混みそうなので宿毛で我慢することにした。ちょっとエギではきつそうなのでアジを買い直そう。

咸陽島

宿毛新港から見た咸陽島

宿毛つり具でアジを10匹買い、電気ウキやエサ釣りの仕掛けも買った。この釣具屋にはだいぶ金を落としたな。おとといと合わせると小物とエサで5,000円以上使った。これで少しは高知の経済に貢献できただろうか?

エサ釣りの道具

買ったエサ釣りの道具

その後、オジサンの勧めで宿毛新港へ行った。港に着いて釣りをはじめたのが午後1時半。真っ昼間から10人ほど釣り人がいたが、アオリイカはなかなか釣れなかった。浮き釣り、ロケット釣り、エギ釣りと手を替え品を換えいろいろ試みるが時間帯が悪かったのだろう。それでもたまにアオリイカの気配はある。お隣のアジがかじられ、漁魔のウキもチョコチョコ動いた。

『ヨーシ、そこだ。ウキよ消し込め!』

しかし、ウキは消し込まなかった。しばらくして仕掛けを上げてみると、アジの頭だけが残っていた。

『チクショー! サスペンド食いしやがったか・・・』

宿毛のモイカは相当スレているようだ。ウキに変化が出ないように注意しながら、アジをその場でかじったらしい。まったく器用な食い方をしやがる。手強いったらありゃしない。

午後5時頃。左隣に入ったオジサンもサスペンド食いをやられた。どうやらウキが消し込んだままになる派手な食い方はしないらしい。

『今度アタリが来たら早めにアワセを入れてやろう』

そう思っていると左隣のオジサンが6時頃鋭いアワセを入れた。漁魔が思っていた通り、かなり早めのアワセだ。上がってきたのは1キロちょうどぐらいのまあまあサイズ。だが、タモ入れをミスして針だけ網に引っかけてしまい、このままでは上げられそうもない。そこで漁魔がイカギャフを伸ばして助けてあげた。

「ありがとう!」

「どういたしまして」

エサを30分おきに新しいアジに交換して、弱ったアジをトンビの餌にしていた。針をはずしたアジを放ってやると、高いところで待っているトンビが急降下してくるから面白い。これぞ釣り人とトンビの共存共栄だろう。ここのトンビはこれだけで一生食いっぱぐれがなさそうだ。いわゆるひとつの特権階級だろう。

7時頃、10匹目のアジを投入した。そして7時半、宿毛新港での釣りを終了。