カナダ釣り紀行

頑張るしかない!

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10月12日 Telkwa〜Tatlow Foll ガイド;デイブ

もう6日目になってしまった。あと2日しかない。チャンスは良くてあと2回、もうミスはできない。Tomy は昨日アタリがあったので、Steelhead General Soft Hackle を選んだ。

風邪気味で薬を飲んだのだが、副作用で眠くて仕方がない。強い流れに入っていくとフラフラした。浅く速い流れの向こうに深くて少し遅い流れがあり、所どころ沈み石があるポイント。20回ほどキャストを繰り返し、そろそろ移動かなぁと思った直後、待望のアタリだ!

リールが久々に快音をあげ、 Fish On ! およそ3分のファイトで無事に22インチをランディングした。 小さいが贅沢は言うまい“Anysize OK”だ。昨日デイブが言った通りにアワセたのが良かったのかもしれない。フックがグサリと上顎を貫いていた。

Tomy は『よし! これからは全部これでいこう』と心に決めた。

ようやく2匹目

一方、スーさんの方はこの日も大苦戦だった。朝 GLX を折ってしまい、その後はまた川の大清掃大会である。もうかなり悲観的になっているようだった。アタリがあれば、また元気が出てくるのだろうが、完全に幸運の女神から見放された状態が続いている。釣り人はさほど多くないが、ここぞというポイントには必ずいるのでチャンスが少ない。

4時頃、赤土の崖の下でアタリを感じたが、その直後にジェットボートが来て、せっかくのチャンスも水の泡。最後に右岸が牧場で、かなり広い*ランが続いているところでも、さんざんフルキャストしたがダメで、とうとう釣る場所がなくなってしまった。疲れがドッと出て愚痴を言う気にもならない。Tatlow Foll の終点では皆が無口だった。

夕食の時、経理おばさんの娘がロッジに来ていたのだが・・・

「あんなに変わるものかねぇ、恐ろしいねぇ」

とスーさんが言ったのには笑えた。可憐な少女の30年後は・・・ウヒャー、信じられない! ヒド過ぎる。Tomy は呆れながら2人を見比べていた。

その経理おばさんに Tomy 達は *GSTとライセンス料、それにチップを払ったので、手持ちのカナダドルはほとんど無くなった。厳しいおばさんである。釣れないんだから、ちょっとぐらいオマケしてくれてもいいんじゃない? そんな気がした。トホホ・・・

*ラン=急流に挟まれた流れの緩い場所。Steelhead が休むところである。

*GST =消費税のこと。日本人はあとで払い戻してもらえるが、申請が面倒臭いので結局取り戻さなかった。

このままでは日本に帰れない。ピーンチ!


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